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木簡 もっかん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

木簡
もっかん

木を幅約 3cm,長さ 20cm前後,厚さ約 3mmほどに薄く細長く板状に切り,それに墨書したもの。もともと竹を割って1枚1枚を紐で綴って用いたもので,紙の発明以前はよく使われた。中国では戦国時代,漢代の遺跡から多く発見され,なかでも長沙,居延,敦煌出土の木簡は有名である。

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デジタル大辞泉の解説

もく‐かん【木簡】

もっかん(木簡)

もっ‐かん〔モク‐〕【木簡】

文字などを書き記した木の札。古代中国では戦国時代から魏(ぎ)晋(しん)まで用いられ、日本でも飛鳥時代以降紙と並んで使用された。平城京などの宮跡をはじめ全国各地で発見されており、内容は役所間の連絡文書や記録、税物につけた荷札など種々のものがある。古代史・文化史上の貴重な史料。→竹簡(ちっかん)

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百科事典マイペディアの解説

木簡【もっかん】

中国や日本で文字を書くために用いられた短冊形に切った木や竹の総称。竹の場合は竹簡ともいう。形や大きさは一定しないが,普通長さ15〜30cm前後,幅3cm前後で,1簡に文字が書ききれない場合は数十枚をとじ,これを策または冊といい,書物の原形である。
→関連項目飛鳥池遺跡カラ・ホト金石学具注暦長屋王封泥

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防府市歴史用語集の解説

木簡

 墨で文字などを書いた木の札です。文書であったり、荷札だったりと種類はいろいろありました。仕事や生活の状況がわかるので、とても重要です。

出典|ほうふWeb歴史館
Copyright 2002,Hofu Virtual Site Museum,Japan
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世界大百科事典 第2版の解説

もっかん【木簡】

中国や日本などで,文字を書くために短尺(冊)形に削った木や竹の総称。竹の場合は竹簡ともいう。内容が一簡に書ききれないと何本も使って紐でしばるが,その形を象形して册(冊)と呼ぶ。冊の字は甲骨文にあるから,前1200年以上にさかのぼる古い時代から使用されていたことが知られる。一方,日本では平城京長岡京址から出土し,9世紀のころですら紙と並存して使われた。現在でも使うが,主として歴史史料としての古代のものを木簡という。

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大辞林 第三版の解説

もくかん【木簡】

もっかん【木簡】

古代、文字を書きしるすために用いた木の札。細長い小板に毛筆で墨・漆を使って書き、付札としたり、並べて革・麻の紐ひもでつづり巻いて保存・携帯したりした。中国北方の居延・敦煌などの漢代遺跡を中心に発見され、日本の宮殿・官衙かんが跡などからも出土。歴史および書字の研究資料として価値が高い。 → 竹簡ちつかん

出典|三省堂
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世界大百科事典内の木簡の言及

【紙】より

…ところが周代末期ごろから竹や木を短冊型に切りそろえたものを書写の材料として使用するようになった。これが〈竹簡〉であり〈木簡〉である。現在,漢代の竹簡,木簡が中国本土はもとより新疆ウイグル自治区などの辺境で多数発見されているが,漢代になると白絹を書写の材料とすることが盛行した。…

【古文書学】より

…ところが20世紀に入って,膨大な古文書群があいついで発見された。すなわち(1)殷代で占いに使われた甲骨文,(2)漢・晋の木簡,とくに西北辺境の居延から出土した居延漢簡,(3)4~11世紀初の敦煌文書および西域文書,なかでも6~8世紀のトゥルファン文書,(4)清朝宮廷に保管されていた公文書類,いわゆる明清檔案(とうあん)である。いずれも発見されるごとに学界の注目を集め,多数の学者が研究を行い,甲骨学,簡牘(かんどく)学,敦煌学という名称も生まれた。…

【書】より

…これらはあまり加工を施さない自然石を利用して,篆書または篆書から隷書に移る過渡的な古隷によって書かれている。また簡牘(かんとく)(木簡・竹簡),帛書も近年ますます多く発掘されており,前1世紀ごろの隷書にすでに波磔(はたく)の筆法が見られ,これと前後して章草の筆法の明らかに認められるものがある。しかしその大半は,篆書から隷書に移る一種の雑然とした書体によって占められている。…

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