傍視(読み)ボウシ

デジタル大辞泉 「傍視」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐し〔バウ‐〕【傍視】

[名](スル)かたわらで見ていること。傍観傍見
「民の塗炭に苦しむを今更―するに忍びず」〈染崎延房・近世紀聞〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 項目

精選版 日本国語大辞典 「傍視」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐しバウ‥【傍視】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かたわらで見ていること。傍観。
    1. [初出の実例]「妻孥傍視徒朶頤、劣留腐余聊自犒」(出典:六如庵詩鈔‐二編(1797)六・峨山松蕈歌)
    2. 「民の塗炭に苦しむを今更傍視(バウシ)するに忍びず」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉一一)
  3. 横を見ること。わき見。〔傅玄‐闘鶏賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「傍視」の読み・字形・画数・意味

【傍視】ぼうし

わきみする。

字通「傍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android