塗炭(読み)トタン

大辞林 第三版の解説

泥にまみれ、炭火に焼かれる意
非常に苦しい境遇。 野蛮の日本人は、衆生済度の教を以て生霊を-に陥れ/学問ノススメ 諭吉

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (泥と火の意)
① 泥にまみれ火に焼かれるような苦痛の境遇。土炭。
※懐風藻(751)河島皇子伝「但未争友之益、而陥其塗炭者、余亦疑之」
※神皇正統記(1339‐43)下「後白河の御時兵革おこりて姧臣世をみだる。天下の民ほとんど塗炭(トタン)におちにき」 〔書経‐仲虺之誥〕
② きわめてきたないもののたとえ。
※太平記(14C後)一「時澆季に及て、道塗炭(ドタン)に落ぬと云とも君臣上下の礼違ふ則はさすが仏神の罰も有けりと」 〔孟子‐公孫丑・上〕

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