デジタル大辞泉 「傾げる」の意味・読み・例文・類語 かし・げる【▽傾げる】 [動ガ下一][文]かし・ぐ[ガ下二]かたむける。斜めにする。「首を―・げる」「手にしたコップを少し―・げて」〈藤村・千曲川のスケッチ〉[類語]傾ける かた・げる【▽傾げる】 [動ガ下一][文]かた・ぐ[ガ下二]かたむける。かしげる。「端然と坐って、…小首を―・げていた」〈犀星・性に眼覚める頃〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「傾げる」の意味・読み・例文・類語 かた・げる【傾】 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]かた・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙① かたむける。かしげる。[初出の実例]「小頸かたげて月ぞながむる 読歌に思案半のあきの空〈昌把〉」(出典:俳諧・玉海集(1656)付句)② からだを横にする。寝る。[初出の実例]「もう、おかたげなさりまし。お床しきませずに」(出典:滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)四) かし・げる【傾】 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]かし・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 =かたむける(傾)[初出の実例]「松原に至る。大さ一丈ばかりにて皆浦風にかしげたるもあはれなり」(出典:筑紫道記(1480))「首をかしげて物あんじ」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例