傾す(読み)カブス

デジタル大辞泉 「傾す」の意味・読み・例文・類語

かぶ・す【傾す】

[動サ四]《「かぶ」は頭の意》うなだれる。
一本薄ひともとすすきうな―・し」〈・上・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「傾す」の意味・読み・例文・類語

かぶ・す【傾】

  1. 〘 自動詞 サ行四段活用 〙 ( 「かぶ(頭)」を動詞化した語 ) 頭を深く下げる。うなだれる。また、首を傾ける。
    1. [初出の実例]「山処(やまと)一本薄(ひともとすすき)(うな)加夫斯(カブシ) 汝が泣かさまく」(出典古事記(712)上・歌謡)
    2. 「夕霧の玉しく小田のいな筵(むしろ)かぶす穂末(ほずゑ)に月ぞすみける」(出典:山家集(12C後)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android