傾す(読み)カブス

デジタル大辞泉 「傾す」の意味・読み・例文・類語

かぶ・す【傾す】

[動サ四]《「かぶ」は頭の意》うなだれる。
一本薄ひともとすすきうな―・し」〈・上・歌謡

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精選版 日本国語大辞典 「傾す」の意味・読み・例文・類語

かぶ・す【傾】

  1. 〘 自動詞 サ行四段活用 〙 ( 「かぶ(頭)」を動詞化した語 ) 頭を深く下げる。うなだれる。また、首を傾ける。
    1. [初出の実例]「山処(やまと)一本薄(ひともとすすき)(うな)加夫斯(カブシ) 汝が泣かさまく」(出典古事記(712)上・歌謡)
    2. 「夕霧の玉しく小田のいな筵(むしろ)かぶす穂末(ほずゑ)に月ぞすみける」(出典:山家集(12C後)上)

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