一本薄(読み)ひともとすすき

精選版 日本国語大辞典 「一本薄」の意味・読み・例文・類語

ひともと‐すすき【一本薄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 後世「ひともとずすき」とも ) 一本または一株だけ他と離れて生えている薄。
    1. [初出の実例]「泣かじとは 汝は云ふとも 山処の 比登母登須須岐(ヒトモトススキ)項傾(うなかぶ)し 汝が泣かさまく」(出典古事記(712)上・歌謡)
  3. カヤツリグサ科多年草本州の中部以南の海岸に生える。高さ一~二メートル。叢生して大きな株になる。葉は厚く線形で先は尖り縁がざらつく。八~一〇月頃、稈の上部に五~七個の倒円錐形の散房花序をつける。小穂は長楕円形で多数密生する。ししきりがや。《 季語・秋 》 〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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