儀装馬車(読み)ぎそうばしゃ

知恵蔵mini 「儀装馬車」の解説

儀装馬車

皇室の重要な儀式を行う際に使用される馬車宮内庁では、明治末から昭和初期に製造された4台を保有している。儀装馬車には2種類あり、馬を操る御者(ぎょしゃ)が御者台に座る座馭式(ざぎょしき)と、馬に乗る騎馭式(きぎょしき)がある。車体には皇室ゆかりの菊花紋章や菊葉が施され、金高蒔絵や漆塗り、精緻な彫刻などがあしらわれていて美術工芸品としての価値も高い。

(2019-11-28)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android