優女(読み)ヤサオンナ

デジタル大辞泉 「優女」の意味・読み・例文・類語

やさ‐おんな〔‐をんな〕【優女】

姿かたちの美しい女。また、性質のやさしい女。やさめ。
「かかる東の果てしにもまたあるものぞ―」〈浄・凱陣八島〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「優女」の意味・読み・例文・類語

やさ‐め【優女】

  1. 〘 名詞 〙 やさしい女。風雅で美しい女。やさおんな。
    1. [初出の実例]「上町に名のありし風流女(ヤサメ)久米と云へるを更に又呼入れて」(出典:浮世草子・椀久一世(1685)下)

やさ‐おんな‥をんな【優女】

  1. 〘 名詞 〙 やさしい女。みやびた女。しとやかで美しい女。やさめ。
    1. [初出の実例]「やさ女、しんぞ都はづかしく、哥にてくどけば哥にて返し」(出典:浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)四)

ゆう‐じょイウヂョ【優女】

  1. 〘 名詞 〙 美しくやさしい女。
    1. [初出の実例]「天下に並び無き優女にてぞ有ける」(出典:延慶本平家(1309‐10)一本)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む