故事成語を知る辞典 「優曇華の花が咲く」の解説 優曇華の花が咲く めったに起こらないような幸運にめぐりあうことのたとえ。 [使用例] 小野さんはおとなしくして事件の発展を、自ら開くべき優曇華の未来に待ち暮していた[夏目漱石*虞美人草|1907] [由来] 仏教で、三〇〇〇年に一度だけ咲くとされる「優曇華」の花を、菩ぼ薩さつにめぐりあうことのたとえとするところから。たとえば、「華厳経―四三」には、「菩薩の甚はなはだ値あい難きは、猶なお優曇華のごとし」とあります。 〔異形〕優曇華が開く/優曇華の花を待ちかねる。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by