コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

優曇華 ウドンゲ

5件 の用語解説(優曇華の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

うどん‐げ【優曇華】

《〈梵〉udumbaraの音写「優曇波羅」の略。霊瑞、希有と訳す》

㋐インドの想像上の植物。三千年に一度その花の咲くときは転輪聖王が出現するという。
㋑きわめてまれなことのたとえ。
クサカゲロウ類が産みつけた卵。短い柄についているので、花の芯(しん)のように見え、1㋐になぞらえていう。吉兆とも凶兆ともいわれる。 夏》「―やしづかなる世は復(また)と来まじ/草田男
クワ科の常緑高木。葉は楕円形で先がとがる。花はイチジクと同じく、壺状の花托に包まれて、外からは見えない。果実は食用。ヒマラヤ山麓・セイロン島などに産する。
バショウの花のこと。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

優曇華【うどんげ】

(1)サンスクリットのUdumbaraを音写した〈優曇婆羅〉〈優曇鉢〉に由来する語。3000年に一度しか花を開かないというインド伝説上の植物。稀有(けう)なことにたとえる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

うどんげ【優曇華】

ウドゥンバラの花。〈優曇〉はサンスクリットのウドゥンバラudumbaraを音写した語〈優曇婆羅〉あるいは〈優曇鉢〉を省略したものである。ウドゥンバラは学名をFicus glomerata Roxb.といい,クワ科に属する植物でイチジクの1種であるが,花がくぼんだ花軸の中にあって,外からは見えない。このためインドの伝説では,3000年に1度しか花を開かない,あるいは,如来や転輪聖王(てんりんじようおう)が出現した時だけ花を開くといわれた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

うどんげ【優曇華】

〔「優曇」は梵語 udumbara の音訳「優曇波羅」の略〕
クワ科の常緑高木。イチジクの近縁種。インド・セイロン島などに分布。花は壺状の花托の内面に生じ、果実は食用。花が外部から見えないところから、仏教では三千年に一度花が咲くといわれ、花の咲く時は金輪王こんりんおうが出現するとも、また、如来が世に現れるとも伝えられる。
バショウの花の異名。
クサカゲロウの卵。楕円形の粒で、緑色、のち白色に変わる。糸状の細い柄の先に垂れ、草木・器物・天井などに群がってつき、花のように見える。吉兆とも凶兆ともいわれる。うどんげの花。 [季] 夏。 《 -にかざす仏の灯をかりぬ /富安風生 》
〔三千年に一度咲くとされていることから〕 きわめてまれなことに出あうことのたとえ。 「たまたま逢ふこそ-なれ/狂言・花子」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

優曇華
うどんげ

優曇はサンスクリット語ウドゥンバラuumbaraの音写で、樹木名。したがって優曇華はウドゥンバラの花の意であるが、一般には「優曇華の花」ともいう。
 仏典によれば、優曇華は3000年に一度開き、この花の開くとき転輪聖王(てんりんじょうおう)(正法(しょうぼう)によって世を治める理想の王)が世に現れるという。希有(けう)なできごとの例として、仏に出会うことのむずかしさの比喩(ひゆ)に用いられている。[松田愼也]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の優曇華の言及

【クサカゲロウ(臭蜻蛉)】より

…北海道,本州中部以北,朝鮮半島,中国,シベリアに分布し,成虫は5~8月に発生する。優曇華(うどんげ)【塚口 茂彦】。…

※「優曇華」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

優曇華の関連キーワード南無波羅夷波羅奈国阿鼻難陀波羅蜜阿毘羅吽欠蘇婆訶浮屠摩哆

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone