儲物(読み)もうけもの

精選版 日本国語大辞典 「儲物」の意味・読み・例文・類語

もうけ‐もの まうけ‥【儲物】

〘名〙
① あらかじめ準備してある物。設備してある物。また、手持ちの品物
源平盛衰記(14C前)四「ゆゆしき大焼亡かな。在地の人々も、家々壊ち儲物(マフケモノ)共したため置くべきぞと云ふ」
② 思いがけなく利益となったもの。拾い物
※うもれ木(1892)〈樋口一葉〉二「取らぬには増し是れで算用ずみとすれば、老婆めは大した儲(マウ)けもの」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android