元和四年遠州長上郡敷智郡村々高本新田共ニ寺社領銘々書付有(読み)げんなよねんえんしゆうながのかみぐんふちぐんむらむらたかほんしんでんともニじしやりようめいめいかきつけあり

日本歴史地名大系 の解説

元和四年遠州長上郡敷智郡村々高本新田共ニ寺社領銘々書付有(松平忠頼領郷村帳)
げんなよねんえんしゆうながのかみぐんふちぐんむらむらたかほんしんでんともニじしやりようめいめいかきつけあり

原本 浜松市博物館

解説 慶長九年の検地を反映した郷村帳を基礎に、その後(元和四年までか)諸村の変化が書足されたものとみられる。浜松藩郷村帳と通称される。内容は長上郡豊田郡・敷知郡・麁玉郡に属する村々の各村高・田畑別反別、寺社領(高)が記される。また新田高山銭・塩年貢・舟役のほか川成野方などの記載もある。表紙裏側に「松平佐馬丞様御代五万石 其時寛永十二年乙亥四月十四日写」とあり、慶長六年浜松に五万石で入部した桜井松平忠頼の領地を書上げたもので、寛永一二年に筆写されたと推測されるが、なお検討を要する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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