元結い(読み)もとゆい

精選版 日本国語大辞典 「元結い」の意味・読み・例文・類語

もと‐ゆい‥ゆひ【元結・鬠】

  1. 〘 名詞 〙 髪の髻(もとどり)を結び束ねる糸、紐の類。古くは組糸または麻糸を用い、後世は糊で固く捻ったこよりで製したものを用いる。もとい。
    1. [初出の実例]「きみこずはねやへもいらじこ紫我もとゆひに霜はおくとも〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋四・六九三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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