兄部家(読み)こうべけ

防府市歴史用語集 「兄部家」の解説

兄部家

 中世宮市にできた合物座[あいものざ]という組合を取りしきっていた家です。江戸時代になってからは、1642年に本陣[ほんじん]として、藩公認の旅館になりました。一度火事で焼けてしまいましたが、再建されて、今も残っています。

出典 ほうふWeb歴史館防府市歴史用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内の兄部家の言及

【防府[市]】より

…天神山の南麓に鎮座する松崎天満宮(現,防府天満宮)は北野・太宰府両天満宮とともに日本三天神の一つとされる。その鳥居前の町としてにぎわった宮市は,近世には中国路の宿駅として栄え,本陣の兄部(こうべ)家は中世より周防相物(あいもの)座の長をつとめたと伝える。三田尻には長州藩の御船倉が置かれ,毛利氏水軍の根拠地であるとともに,塩の積出港として瀬戸内の要港であった。…

※「兄部家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android