先使い(読み)サキツカイ

デジタル大辞泉 「先使い」の意味・読み・例文・類語

さき‐つかい〔‐つかひ〕【先使い/前使い】

《「さきづかい」とも》官の重職者が出向したり、国司任国へ赴任したりするさい、それに先立って派遣される先触れの者。前駆。さいつかい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「先使い」の意味・読み・例文・類語

さき‐つかい‥つかひ【先使・前使】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さきづかい」とも ) 官使などの重要人物が出向する際、その旨をあらかじめ触れる者。先触れ。前駆。さいつかい。先駆
    1. [初出の実例]「さはかる 大日霊女(おほひるめ)の佐支川可比(サキツカヒ)よよよよ 佐支川可比(サキツカヒ)佐支川可比(サキツカヒ)幾柳(いくやなぎ)幾柳 佐支川可比(サキツカヒ)」(出典琴歌譜(9C前)伊勢神歌)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android