官使(読み)かんし

精選版 日本国語大辞典 「官使」の意味・読み・例文・類語

かん‐しクヮン‥【官使】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 太政官の使い。官符官宣旨を伝える使者
    1. [初出の実例]「官使宣命。賜以迎馬」(出典:続日本紀‐宝亀一〇年(779)四月辛卯)
    2. 「召し進ずべき由の院宣を、官使に持たせて」(出典:保元物語(1220頃か)上)
  3. 神祇官と宣教使。
    1. [初出の実例]「官使の滅亡近きにあらんと、人皆ささやきしなり」(出典:神教組織物語(1885)〈常世長胤〉上)
  4. ( ━する ) 人を官に任じて使うこと。〔漢書‐董仲舒伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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