先天性十二指腸閉塞(読み)せんてんせいじゅうにしちょうへいそく(その他表記)atresia or stenosis of the duodenum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「先天性十二指腸閉塞」の意味・わかりやすい解説

先天性十二指腸閉塞
せんてんせいじゅうにしちょうへいそく
atresia or stenosis of the duodenum

先天的に十二指腸全体または一部が閉塞している状態で,多くの場合,他の先天異常を伴う。十二指腸は,胎生6~7週で内皮増殖が起って一時的に閉鎖し,のちに再び中空となるが,この機転の異常によるとされている。頻度は2万人に1人といわれる。おもな症状嘔吐で,吐物に胆汁を含むことが多い。放置すれば生後まもなく死亡するので,生後 72時間以内の手術が必要である。

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