先着(読み)センチャク

デジタル大辞泉 「先着」の意味・読み・例文・類語

せん‐ちゃく【先着】

[名](スル)
先に到着すること。「荷物先着する」「先着順」
囲碁で、手順として先に打つこと。また、互い要点に先に打つこと。「先着して優位に立つ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先着」の意味・読み・例文・類語

せん‐ちゃく【先着・先著】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 先に到着すること。また、その人。
    1. [初出の実例]「陸続として会議院に先着す」(出典:地方官会議日誌‐一・明治八年(1875)六月二〇日)
  3. 他に先んずること。先に手をつけること。先鞭。
    1. [初出の実例]「先着にて筆力万鈞ぞ」(出典:随筆・孔雀楼筆記(1768)二)
    2. [その他の文献]〔王逢‐奉陪神保大王宴詩〕
  4. 囲碁で、先手で打つこと。また、相手に先んじて要所を占めること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android