光ソリトン(読み)ひかりソリトン(英語表記)optical soliton

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光ソリトン
ひかりソリトン
optical soliton

形を変えずに伝わる非線形光の波動で孤立波ともいう。超長距離の光ファイバ通信に適した方式として期待される。ソリトンは池の表面を伝わる波紋と同様に,遠くにいくにしたがい波の高さは低くなるが,形や周期自体は変らない性質を持っている。長谷川晃 (アメリカ,ベル研究所) が,光ファイバのなかにおけるソリトンの存在を予測し,実験で確認された。従来の光ファイバ通信の信号は光の点滅で,長距離の場合途中で中継して信号を増幅する必要があるが,ソリトンでは日本の実験で 1000km以上の無中継伝送が可能であることが確かめられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android