波紋(読み)ハモン

デジタル大辞泉 「波紋」の意味・読み・例文・類語

は‐もん【波紋/波文】

水面に物の落ちたときなどに、いく重にも輪を描いて広がる波の模様
次々と周囲に動揺を伝えていくような影響。「政界に―を起こす」「若者の間に―を呼んだ番組」
[類語](2影響刺激煽り作用響く差し響く跳ね返る祟る災いする反響反映反応反動反作用余波皺寄せとばっちり巻き添えそばづえ手応え歯応え物議を醸すインパクトリアクションレスポンスフィードバック

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精選版 日本国語大辞典 「波紋」の意味・読み・例文・類語

は‐もん【波紋・波文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 池などの水に石などを投げた時にできる、水面を輪になって広がっていく波の模様。
    1. [初出の実例]「氷結波文断、霜飛葉惟空」(出典:経国集(827)一三・冬日友人田家破酒〈伊永氏〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐府西池詩〕
  3. つぎつぎと関連して他に働きかけ及ぼしていく変化や反応。影響。
    1. [初出の実例]「余の頭を掠めて去る心の波紋(ハモン)は、随って起るかと思へば随って消えて仕舞った」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉四)

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普及版 字通 「波紋」の読み・字形・画数・意味

【波紋】はもん

波文

字通「波」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「波紋」の解説

波紋

池波正太郎の時代小説短編集。1983年刊行。「剣客商売」シリーズ第13作。

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