光九寺跡(読み)こうきゆうじあと

日本歴史地名大系 「光九寺跡」の解説

光九寺跡
こうきゆうじあと

[現在地名]菊池市西迫間

西迫間にしはざまの東はずれにある。現在光久こうきゆう庵という一草堂が残る。「一統志」に「真峯山光九禅寺者安馬頭観音像熊(部)忠直建之」とみえる。「国誌」に「桑林山光久寺 本尊馬頭観音也開基ノ年月不分明、開山ハ錬室金和尚ト云」とあり、隈部氏二二代忠直が母の菩提を弔うために建立したという。「国誌」所収の康正二年(一四五六)八月四日付隈部忠直寄進状に「当知行之内雪野村小桝木田一所三町五段三畝坪永代奉寄進」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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