光悦蒔絵(読み)コウエツマキエ

デジタル大辞泉 「光悦蒔絵」の意味・読み・例文・類語

こうえつ‐まきえ〔クワウエツまきヱ〕【光悦×蒔絵】

本阿弥光悦考案により作られた蒔絵総称古典に取材した主題を、金・銀・鉛・貝などを用いた斬新な意匠構成で描き出す。

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精選版 日本国語大辞典 「光悦蒔絵」の意味・読み・例文・類語

こうえつ‐まきえクヮウエツまきヱ【光悦蒔絵】

  1. 〘 名詞 〙 本阿彌光悦が創始し、その影響下に作られた蒔絵。絵模様の主題を多く古典に求めるが、意匠構成は斬新で、金、銀、鉛、貝などを巧みに使い、近世蒔絵の中で独特の様式を打ち立てた。

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世界大百科事典(旧版)内の光悦蒔絵の言及

【本阿弥光悦】より

… 光悦の漆芸は,斬新な意匠と器形を創出している。光悦蒔絵(まきえ)の特性をあげると,第一に意匠の題材の選び方が幅広く,その扱いが新鮮である。物語や和歌など日本の古典から広く取材し,しかもしゃれて新鮮な感覚がみられる。…

※「光悦蒔絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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