光量測定(読み)こうりょうそくてい(英語表記)photometry; actinometry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光量測定
こうりょうそくてい
photometry; actinometry

光量は光束 (単位ルーメン,記号 lm) と時間の積で,単位はルーメン秒またはルーメン時。測定は写真感光黒化度によるのが最も簡単であるが,精度が悪く,特定の場合 (分光分析など) 以外あまり用いられない。普通の光量測定には物理法と化学法がある。前者は入射光を光電管または光電子増倍管に当て,光電流に変えて積算する。光電池,熱電対,バイメタルなどを用いる方法もある。太陽光用機器は特に日射計という。化学法は光化学反応利用で,反応物質としてシュウ酸ウラニルが最も多く用いられ,反応量によって光量をはかる。この形式の機器を化学光量計という。光量測定の難点は,光が連続スペクトルの白色光である場合,受光体の反応感度が波長により異なることで,たとえば熱電対・バイメタルは赤外線,特に熱線に敏感であるが,シュウ酸ウラニルは紫外線領域にしか反応しないので,いずれも全光量はとらえられない。機器の名称として,アクチノメータ actinometerは化学光量計に慣用されるが,他の機種は,写真黒化度による計測器も含めて,一般にフォトメータ photometerという。なおX線およびγ線などの極短波光領域の光量測定は,主として計数管による。

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