兎の吸い物(読み)うさぎのすいもの

精選版 日本国語大辞典 「兎の吸い物」の意味・読み・例文・類語

うさぎ【兎】 の 吸(す)い物(もの)

  1. 兎の肉を入れた吸い物江戸時代将軍元旦の祝膳に出されたあとで、初登城の大名、幕臣たちに下賜された。うさぎあつもの。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「彌勒(みろく)まで御世や兎の御吸物〈越人〉」(出典俳諧鵲尾冠(1717)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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