兎の角(読み)うさぎのつの

精選版 日本国語大辞典 「兎の角」の意味・読み・例文・類語

うさぎ【兎】 の 角(つの)

  1. ( 兎には角に似た形の耳はあるが、角はないところから ) 実際にはないものをあるとすること。または実際にはないことのたとえ。兎角(とかく)
    1. [初出の実例]「菟(ウサギ)の角(ツノ)物語雪中芭蕉の女、めったやたらと口にまかせ」(出典浮世草子・好色産毛(1695頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android