兎死すれば狐これを悲しむ(読み)ウサギシスレバキツネコレヲカナシム

デジタル大辞泉 の解説

うさぎすればきつねこれをかなしむ

《田芸蘅「玉芺零音」から》同類の不幸を縁者が悲しむことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

うさぎ【兎】 死(し)すれば狐(きつね)これを悲(かな)しむ

  1. ( 同類が死ぬのは、自分にも同じ運命が近づいたしるしであるところから ) 同類の不幸をその縁者が悲しむことのたとえ。狐死して兎泣く。
    1. [初出の実例]「兎しすれば狐是を悲しむとは、同じ類に禍の来らんことをいたむゆへ」(出典:浄瑠璃・曾我会稽山(1718)四)
    2. [その他の文献]〔田芸蘅‐玉芙零音〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android