精選版 日本国語大辞典 「兎毛」の意味・読み・例文・類語
う‐の‐け【兎毛】
- 〘 名詞 〙
- ① 兎の毛。
- [初出の実例]「露を待つうのけのいかにしをるらん月の桂の影を頼みて」(出典:拾遺愚草(1216‐33頃)上)
- ② 「うのけふで(兎毛筆)」の略。また、特に、その筆に使う兎の毛。
- [初出の実例]「造筆。長功日兎毛十一管」(出典:延喜式(927)一三)
- ③ ( 多く「うのけほども」の形で用いられ、「鵜の毛」とも表記された ) 物事のきわめて小さなことのたとえ。毫末(ごうまつ)。
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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