兎毛(読み)うのけ

精選版 日本国語大辞典 「兎毛」の意味・読み・例文・類語

う‐の‐け【兎毛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 兎の毛。
    1. [初出の実例]「露を待つうのけのいかにしをるらん月の桂の影を頼みて」(出典:拾遺愚草(1216‐33頃)上)
  3. ② 「うのけふで(兎毛筆)」の略。また、特に、その筆に使う兎の毛。
    1. [初出の実例]「造筆。長功日兎毛十一管」(出典:延喜式(927)一三)
  4. ③ ( 多く「うのけほども」の形で用いられ、「鵜の毛」とも表記された ) 物事のきわめて小さなことのたとえ。毫末(ごうまつ)。
    1. [初出の実例]「菟毛程不レ寄二存知一、又誰人に一言之旨無二申談儀一候き」(出典:勝鬘寺文書‐永正一〇年(1513)五月二八日・僧明心書状)
    2. 「秋一毫(ウノケ)も思ひ悩んでゐるといった風はなかった」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉総見)

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