精選版 日本国語大辞典 「兎毛」の意味・読み・例文・類語
う‐の‐け【兎毛】
- 〘 名詞 〙
- ① 兎の毛。
- [初出の実例]「露を待つうのけのいかにしをるらん月の桂の影を頼みて」(出典:拾遺愚草(1216‐33頃)上)
- ② 「うのけふで(兎毛筆)」の略。また、特に、その筆に使う兎の毛。
- [初出の実例]「造筆。長功日兎毛十一管」(出典:延喜式(927)一三)
- ③ ( 多く「うのけほども」の形で用いられ、「鵜の毛」とも表記された ) 物事のきわめて小さなことのたとえ。毫末(ごうまつ)。
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...