兎角に(読み)とかくに

精選版 日本国語大辞典 「兎角に」の意味・読み・例文・類語

とかく【兎角】 に

  1. とかく(兎角)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「すすめる方と思ひしかど、とかくになびきて、なよびゆき」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
  2. とかく(兎角)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「武具のくろきは見事だが、兔角に黒糸や黒染の物は武具にはよくないこんだ」(出典:雑兵物語(1683頃)下)
  3. とかく(兎角)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「我が言ふ事の用ひられねば兎角(トカク)に物のおもしろからず」(出典たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む