兎野山村(読み)とのやまむら

日本歴史地名大系 「兎野山村」の解説

兎野山村
とのやまむら

[現在地名]西条市やま

石鎚いしづち山脈に発して北流する加茂かも川本流が、山地から西条平野へ出る手前の地点で蛇行して、逆様川とよばれるとおり一度南流しさらに北流してつくった半島状の低地にある村。もとの村名は外野山と書いた(西条誌)

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)新居にい郡の項に「高五拾九石五斗 菟野山村 日損所、柴山有、川有」とある。南部に隣接する大保木山おおふきやま村のやま貢租を銀納しているのとは違い、貢租を米納しているので、山間の小村でありながら独立村の扱いを受けた。文化一一年(一八一四)新居郡兎之山村惣改帳(高橋家文書)によれば、庄屋一、組頭一、頭百姓一三、小百姓八、水呑五、山伏一、人数一一七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む