入れ違える(読み)イレチガエル

デジタル大辞泉 「入れ違える」の意味・読み・例文・類語

いれ‐ちが・える〔‐ちがへる〕【入れ違える】

[動ア下一][文]いれちが・ふ[ハ下二]
あるものを出して別のものを入れる。入れ変える。「冬物春物を―・える」
互い違いになるようにする。「木を―・えて組む」
まちがえて入れる。入れまちがえる。いれちがう。「塩と砂糖を―・える」

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精選版 日本国語大辞典 「入れ違える」の意味・読み・例文・類語

いれ‐ちが・える‥ちがへる【入違】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]いれちが・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 室町時代頃からヤ行にも活用した )
  2. 間違って入れる。入れそこなう。
  3. 一方が出たすぐ後に、他方がはいるようにする。また、一方がはいったすぐ後で、他方が出るようにする。いりちがえる。
  4. 前と後ろ、右と左などのように、物の配列や動きを食い違うようにする。互い違いになるようにする。交錯させる。いりちがえる。
    1. [初出の実例]「忠信もいれちがへてぞ斬合ひける」(出典:義経記(室町中か)五)

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