入江新田(読み)いりえしんでん

日本歴史地名大系 「入江新田」の解説

入江新田
いりえしんでん

[現在地名]三浦市初声はつせ町入江・初声町和田わだ

北は本和田ほんわだ村・赤羽根あかばね村・竹之下たけのした村、南は下宮田しもみやだ村に囲まれ、もとは奥深い浅瀬の入江で、湾内には二つの島があったという。「風土記稿」によれば、寛永五年(一六二八)この入江の新田開発を企て、元文三年(一七三八)成就したという。しかし入江新田書上(河田文書)によれば、宝永五年(一七〇八)大田和おおたわ(現横須賀市)の山田惣左衛門是重・六郎右衛門、下宮田村の六良右衛門により開発が始められ、是重の子是次の代に完成し、元文三年神尾若狭守春英により検地を受けたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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