八ノ谷村(読み)はちのたにむら

日本歴史地名大系 「八ノ谷村」の解説

八ノ谷村
はちのたにむら

[現在地名]津幡町八ノ谷

市谷いちのたに村の北、津幡川へ注ぐ吉倉よしくら川の源流傾斜地に位置。東は越中国礪波となみ郡境。八谷とも記す。正保郷帳では高三八〇石余、田方一二町三反余・畑方一三町。寛文一〇年(一六七〇)の村御印(八幡神社蔵)の草高三九〇石、免五ツ、小物成は山役一四八匁・野役三匁・蝋役五匁・漆役五匁・綿役二匁。寛文年間の百姓数二〇(高免付給人帳)。享和二年(一八〇二)地味劣り引免(「河北郡引免根帳」林文書)。文化八年(一八一一)の田高二五四石余・畑高二六石余・惣屋敷高二一石余で、すべて当村居百姓の持高。家数四五・人数二三一、牡馬六。用水は堤と出水に依存したが、旱損所であった(「河北郡村々書上帳」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android