津幡町(読み)ツバタマチ

デジタル大辞泉 「津幡町」の意味・読み・例文・類語

つばた‐まち【津幡町】

津幡

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日本歴史地名大系 「津幡町」の解説

津幡町
つばたまち

面積:一一〇・四四平方キロ

県のほぼ中央に位置し、南は金沢市、西は町と内灘うちなだ町、北は高松たかまつ町と押水おしみず町、東は富山県小矢部市・同県福岡ふくおか町。郡の東半を占め、旧加賀・能登・越中三国の結節点にあたる。富山県境の標高二〇〇―五〇〇メートルの山地から西に緩やかに傾斜する丘陵の間に枝状に谷が入込み、多くの集落が散在する。能瀬のせ川・津幡川などが西部に沖積低地を形成し、河北潟干拓地に臨む。JR北陸本線、津幡駅で分岐するJR七尾線が通り、それぞれ国道八号・国道一五九号が沿う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「津幡町」の意味・わかりやすい解説

津幡〔町〕
つばた

石川県中央部,金沢平野北部にある町。東は富山県に接する。 1889年町制。 1954年中条,笠谷 (かさだに) ,井上,英田 (あがた) の4村と合体。同年河合谷 (かあいだに) 村と森本町の一部を,57年倶利伽羅村を編入して現町域となる。町名は埋立てられた河北潟に接して,津波多と中世以来呼ばれていたことに由来する。中心集落の津幡は北陸街道七尾街道の分岐点にあり,江戸時代には宿駅として繁栄。現在は JR北陸本線と七尾線の分岐点,国道8号線と 159号線がそれぞれ東と北へ向けてのびる交通の要所となっている。米,野菜などが栽培されるが,金沢市の近郊住宅地の性格が強く,工業団地も立地。東部県境の丘陵地には倶利伽羅の古戦場があり,中央部に県立森林公園がある。面積 110.59km2。人口 3万6957(2020)。

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