八咫烏神社(読み)やたがらすじんじや

日本歴史地名大系 「八咫烏神社」の解説

八咫烏神社
やたがらすじんじや

[現在地名]榛原町大字高塚

芳野ほうの川西岸に鎮座。祭神建角身たけつぬみ命。旧県社。「延喜式」神名帳宇陀うだ郡の「八咫烏神社鍬靫」とされる(大和志)。「続日本紀」慶雲二年(七〇五)九月九日条に「置八咫烏社于大倭国宇太郡祭之」とあるように、奈良朝の前期に勅祭された。八咫烏は「日本書紀」神武天皇即位前紀戊午年六月二三日条に「頭八咫烏有りて、空より翔び降る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の八咫烏神社の言及

【宇陀】より

…ここには兄猾(えうかし),弟猾(おとうかし)の豪族がおり,兄猾は征され,弟猾は服したとされる。榛原町大字高塚小字八咫烏に八咫烏神社がある。また,国家的崇敬の対象たる聖地とされ,請雨の祭祀の地であった室生山(室生村大字室生)には8世紀に室生寺が建立された。…

※「八咫烏神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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