世界の観光地名がわかる事典 「八大関景区」の解説 はちだいかんけいく【八大関景区】 中国の山東省青島(チンタオ)市の東部にある、欧米や日本などのさまざまな建物が建ち並ぶ一帯。◇関のつく道路が8つあったので、「八大関」と名づけられた。別名「万国建築博覧区」といわれる別荘地で、ロシア、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、ギリシア、スペイン、スイス、日本など20ヵ国以上の建築スタイルを持つ洋館が立っている。また、道に植えられた花木を見ると道の名がわかることから、「花街」とも呼ばれる。砂浜の美しい第2海水浴場の岩場に建つ美しい石組みの花石楼は、帝政ロシアの領事館だったが、のちに蒋介石の別荘となった。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報