日本大百科全書(ニッポニカ) 「八幡(千葉県)」の意味・わかりやすい解説 八幡(千葉県)やわた 千葉県北西部、市川市(いちかわし)の一地区。旧八幡町。中世、八幡荘(しょう)に属し、千葉氏の支配下にあったといわれる。葛飾八幡宮(かつしかはちまんぐう)は武士の信仰が厚く、境内の千本イチョウは樹齢1200年余で国指定の天然記念物。森に入ると出られなくなるという八幡の藪不知(やぶしらず)(八幡の不知森(もりしらず))は、平将門(まさかど)が討たれた場所という伝承があり、その祟(たた)りともいわれる。JR総武(そうぶ)本線および都営地下鉄新宿線の本八幡(もとやわた)駅や京成電鉄京成八幡駅があり、住宅地が形成され、商業中心地区をなしている。[山村順次][参照項目] | 市川(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例