日本歴史地名大系 「八幡山村」の解説 八幡山村はちまんやまむら 東京都:世田谷区八幡山村[現在地名]世田谷区八幡山一―三丁目・船橋(ふなばし)五―六丁目船橋村の北にあり、多摩郡に属する。東は荏原(えばら)郡上北沢(かみきたざわ)村。古くは荏原郡に属し、鍛冶山(かじやま)村といったとされる(公私世田谷年代記)。天文二二年(一五五三)五月大吉日の吉良頼康判物(大平文書)にみえる旋沢(めぐりさわ)の内の「かち山」はあるいは当地であろうか。田園簿に八幡山村とあり、高二石余で皆畑。寛永一〇年(一六三三)より近江彦根藩領(前掲年代記)。文化五年(一八〇八)の世田谷領略村鑑(大場家文書)によれば、高二石余、反別七反余(中畑・下畑が各三反余)、ほかに打出しの下畑が一反余、新畑が六町九反余あった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by