日本歴史地名大系 「八床村」の解説 八床村やとこむら 佐賀県:東松浦郡鎮西町八床村[現在地名]鎮西町大字八床東松浦半島上場(うわば)台地東部の丘陵地にある村。丘陵間の凹地に水田はあるが、水利に乏しく干害常襲地。先土器時代から縄文時代にかけての遺物が出土する。字松の木(まつのき)からはナイフブレード・剥片が発見され、字柳谷(やなぎだに)・字杉山(すぎやま)からは石鏃・掻器出土の記録がある。有浦家文書の康永元年(一三四二)一〇月七日の源(佐志)勤の子息披に対する譲状に「屋床」なる地名が記されているが、文面から八床に比定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by