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十五夜 じゅうごや

6件 の用語解説(十五夜の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

十五夜
じゅうごや

中秋節芋名月などともいう。旧暦8月 15日の夜,月見団子をつくり,芋,神酒,すすきなどを月下に供える風習がある。中国にも同様の習俗があった。 (→月見 )  

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デジタル大辞泉の解説

じゅうご‐や〔ジフゴ‐〕【十五夜】

陰暦15日の夜。三五(さんご)の夕べ。満月の夜。
陰暦8月15日の夜。仲秋の名月の夜で、酒宴を催し、詩歌を詠む習わしがあり、また、月見団子・芋・豆・栗などを盛り、ススキや秋の草花を飾って月を祭る。仲秋。芋名月。 秋》「―やすすきかざして童達/鬼城」→十三夜

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日本文化いろは事典の解説

十五夜

旧暦の8月15日を「十五夜」「中秋の名月」といいます。「中秋の名月」とは"秋の真ん中に出る満月"の意味で、旧暦では1月〜3月を春、4月〜6月を夏、7月〜9月を秋、10月〜12月を冬としていたことから、8月は秋のちょうど真中であり、8月15日の夜に出る満月ということで、そう呼ばれるようになりました。現在用いられている新暦では1ヵ月程度のズレが生じるため、9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を十五夜・中秋の名月と呼んでいます。

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅうごや【十五夜】

旧暦8月15日の夜を十五夜,名月,お月見と呼ぶことは,日本各地にゆきわたっている。月見だんごを作り,ススキの穂を供えるのは都市とその周辺の例で,地方には意外な習俗,信仰が十五夜に結びついており,これが単なる風流の夜ではなかったことをうかがわせる。和歌山県西牟婁郡では,十五夜には各戸で稲穂といもを結びつけた高いさおを庭先に立てる風がある。高いさおは神の依代と考えられる。沖縄本島とその南北に連なる島々では,旧8月に〈柴挿し〉をもってはじまる長期の節目があって,祖霊の祭祀とイネの収穫祭があわせ営まれる。

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大辞林 第三版の解説

じゅうごや【十五夜】

陰暦15日の夜。満月の夜。
陰暦8月15日の夜。この夜、団子や芒すすきの穂、果物などを供えて月をまつる。里芋などを供え、芋名月ともいう。かつては、これらの供え物を子供たちが持ち去るのを喜ぶ風習があった。仲秋。 [季] 秋。 → 十三夜

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

十五夜
じゅうごや

陰暦の毎月15日の満月の夜のことであるが、通例は陰暦8月15日の夜をいう。この夜、月見をしたり、綱引、相撲(すもう)などを行い、年占(としうら)的行事が多い。月の満ち欠けを基準とする太陰暦では、満月はもっともわかりやすい目印であり、生活の折り目のよりどころとなっていた。1月15日の小正月(こしょうがつ)、2月15日の祈念祭、3月15日の梅若ごと、4月15日ごろの神社の春の例大祭、6月15日ごろの祇園会(ぎおんえ)、7月15日の盆、8月15日の月見、11月15日の霜月(しもつき)祭など、1年を通じて月々の満月を目印として祭りを行う例は多い。東北地方には1月の十五夜に、月の光による自分の影を見て1年の吉凶を占う習俗があるが、同じようなことを南西諸島では8月の十五夜に行っている。十五夜がひと月ごとの境であったり、年の境として意識されたことは、祖霊を祀(まつ)ったり、年占をすることからもうかがえることである。[鎌田久子]

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世界大百科事典内の十五夜の言及

【月】より

…新月から14.765日たつと,月が太陽と反対側の位置にきて満月となる。月齢がほぼ15日なので,満月の夜は十五夜と呼ばれ,太陽が西に沈むころに東の空に現れる。その後月の出の時刻はさらにおくれ,下弦の半月は夜半に東の空に現れ,朝方南中する。…

【月見】より

…陰暦八月十五夜と九月十三夜を〈お月見〉〈名月(めいげつ)〉と呼んで,さまざまな供物をして月を拝し,また観賞する風は広く各地にゆきわたっている。都市とその周辺では,名月が古来,詩歌や俳諧の好題目とされてきたこともよく知られている。…

【盗み】より

村八分はじめ,一定期間赤頭巾を被せる方法など,さまざまな罰が加えられた。他方,儀礼としての盗みは,八月十五夜のだんごやサトイモを子どもたちが盗んで歩くことに代表されるが,小正月に他所の道祖神を盗んできたりする所も各地にある。八月十五夜の場合は,盗みは神への供物(くもつ)を神の代行として持ち去ることであると理解され,その役割を子どもが担うものである。…

【焼米】より

…なお岡山県川上郡では重陽(ちようよう)の節供(9月9日)に焼米をつくり,大晦日から正月にかけて食べるので,セッキ(節季)焼米といっている。秋田県男鹿市では八月十五夜の月見行事の供え物のひとつに焼米があり,女性はこの夜の供え物を食べてはならぬとされていた。米を焼くという民俗は他にもあり,とくに臨終に近くなった人間に米を焼いて香をかがせ,蘇生させようとすることも焼米の一種である。…

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