八講田村(読み)はつこうでんむら

日本歴史地名大系 「八講田村」の解説

八講田村
はつこうでんむら

[現在地名]小矢部市八講田

松尾まつお村の南西礪波山となみやま丘陵東麓に位置。八講村ともいう。加賀国河北かほく南横根みなみよこね(現石川県津幡町)から五郎丸ごろまる村へ抜ける脇道(田近道)が通る。天正一六年(一五八八)閏六月の八講田村去年分年貢布請取状(有賀家文書)に村名がみえ、年貢米九九俵余を布八四反で代納している。この布は古くから特産であった八講布(越中布)で、慶長一一年(一六〇六)にはうね布一〇反・幅広布二反・上布四〇反・中布四五反・下布三六反(米一三九俵四斗余に相当)を納めている(「前田利長請取状」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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