八重洲ブックセンター(読み)やえすブックセンター

改訂新版 世界大百科事典 「八重洲ブックセンター」の意味・わかりやすい解説

八重洲ブック・センター (やえすブックセンター)

1978年3月に東京駅八重洲口前に開店した大型書店。鹿島建設創立者であり,鹿島出版会の初代社長の鹿島守之助遺志創立。売場面積750坪で当時としては日本一の規模であった。〈欲しい本が思うように入手できない〉という,出版界に対する読者の不満にこたえるべく,在庫数百万冊,〈何でもそろう〉のキャッチフレーズで話題になった。同時に,既存大型書店が多店化を展開している時期でもあったため,他業種からの新規参入典型として,書店界で注目された。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android