最新 地学事典 「六フッ化硫黄」の解説
ろくフッかいおう
六フッ化硫黄
sulfur hexafluoride SF6
SF6(六フッ化硫黄)は,変圧器の絶縁ガスなどに使用されている気体で,化学的に非常に安定な性質をもっている(大気中での寿命:約3,200年)。大気中のSF6濃度は,1970年代から上昇し続けている。海洋や地下水の研究分野では,水の循環速度(滞留時間)や混合状態を調査する指標として利用されている。大気濃度の上昇が今後も見込めることや,分析も比較的容易であることから,若い地下水に対する最も有効かつ簡便な年代トレーサーとして期待されている。
執筆者:浅井 和由
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

