六文(読み)ろくもん

精選版 日本国語大辞典 「六文」の意味・読み・例文・類語

ろく‐もん【六文】

〘名〙
① 銭一文の六倍。死者を葬るとき棺に入れる銭の額。頭陀袋の中に一文銭を六個入れ、俗に三途の川の渡し賃などという。六道銭
咄本一休咄(1668)二「人は六道銭とて六文出す。汝は引導銭とて一貫八文」
安酒異称
※雑俳・銀土器(1716‐36)「六文で折々親をあたためる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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