六突(読み)ろくづき

精選版 日本国語大辞典 「六突」の意味・読み・例文・類語

ろく‐づき【六突】

〘名〙
① 九六文を一さしとして、一〇〇文に通用させること。丁百(ちょうひゃく)に対する九六銭(くろくぜに)勘定
雑俳替狂言(1702)「六揬の銭追かけて返す茶や」
② (形動) 転じて、物事をいいかげんにすますこと。ごまかすこと。また、そのさま。
浮世草子・宇津山小蝶物語(1706)四「入聟の肝煎あまた来れども、六づきに談合しちらかしおいて」

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