デジタル大辞泉 「丁百」の意味・読み・例文・類語 ちょう‐びゃく〔チヤウ‐|テウ‐〕【丁百/調百】 江戸時代、銭96文を100文に通用させた慣行に対して、100文をそのまま100文として勘定すること。丁銭。調銭。→九六銭くろくぜに 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「丁百」の意味・読み・例文・類語 ちょう‐ひゃくチャウ‥【丁百・長百・調テウ百】 〘 名詞 〙① 江戸時代、銭百文を百文の価値として通用させること。当時上方・関東では銭九六文をもって百文として通用させる慣習があったため、これに対する語として生まれた。丁百銭。丁銭。→九六(くろく)銭。[初出の実例]「雪舟(そり)に乗越の遊女の寒さうに〈野径〉 壱歩につなぐ丁百の銭〈乙州〉」(出典:俳諧・ひさご(1690))② 数が丁度百であること。[初出の実例]「枝しげり丁百も咲け金銭花」(出典:俳諧・崑山集(1651)六夏上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例