六面体晶隕鉄(読み)ろくめんたいしょういんてつ(その他表記)hexahedrite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「六面体晶隕鉄」の意味・わかりやすい解説

六面体晶隕鉄
ろくめんたいしょういんてつ
hexahedrite

鉄隕石一種ヘキサヘドライトとも呼ばれる。ニッケル含有量が6%以下のもので,八面体晶隕鉄が示すようなウィドマンシュテッテン模様を示さない。この鉄隕石は大きなカマサイト (α鉄) の結晶から成り,この結晶 (体心立方晶) の{100}面が劈開面になるので六面体晶の名をもつ。この種の隕鉄を磨いて薄い酸で腐食するとノイマン線と呼ばれる線がみられる。これは弱い衝撃力で生じた双晶ラメラである。

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