共同支配(読み)キョウドウシハイ

デジタル大辞泉 「共同支配」の意味・読み・例文・類語

きょうどう‐しはい【共同支配】

法律上、数人支配人を置き、その数人の共同でなければ代理権を行使できないとする方法。支配人の広範な権限濫用防止目的とする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

会計用語キーワード辞典 「共同支配」の解説

共同支配

いくつかの独立した企業契約などに基づき、ある企業を共同で支配することをいいます。

出典 (株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」会計用語キーワード辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の共同支配の言及

【支配人】より

…支配権は包括的な性格を有し,いったんこれを与えた以上,営業主がその権限を制限しても,そのことを知らない善意の第三者には対抗できない(38条3項)。ただし,単独の支配人による独走を防ぐために,複数の支配人が共同して代理権を行使すべきものとする共同支配の形態をとることもできる(39条)。包括的な代理権を有する支配人は営業主の営業において有力な地位を占めるので,商法は,支配人がその職務に専念し,また,競業により営業主の利益を害さないようにするため,支配人が営業主の許諾なしにみずから営業をすることや,競業(自己もしくは第三者のために営業主の営業の部類に属する取引をなし,または,会社の無限責任社員,取締役もしくは他の商人の使用人となること)を行うことを禁じている(競業避止義務,41条1項)。…

※「共同支配」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android