兵は拙速を貴ぶ(読み)へいはせっそくをとうとぶ

故事成語を知る辞典 「兵は拙速を貴ぶ」の解説

兵は拙速を貴ぶ

戦いは、やり方は下手でも、素早く行動して結着を付けるのがよい、ということ。

[使用例] 「性急せっかちに成さらないで、まア数日しばらく凝然じっとして待ってらっしゃる訳には参らないもんですかねえ?」「兵は拙速を貴ぶさ」[小杉天外魔風恋風|1903]

[由来] 「孫子作戦」に出て来る一節から。「兵は拙速を聞くも、いまだ巧の久しきをざるなり(戦争では、下手でも素早い行動を取るということは聞くが、上手な戦い方で長く持ちこたえたというのは、見たことがない)」とあります。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む