兵庫新田村(読み)ひようごしんでんむら

日本歴史地名大系 「兵庫新田村」の解説

兵庫新田村
ひようごしんでんむら

[現在地名]大平町伯仲はくちゆう 兵庫、小山おやま市伯仲

戸恒とづね村に囲まれて立地する。永禄年間(一五五八―七〇)渡辺兵庫なる者が開発して成ったという。慶安郷帳に村名がみえ、田三八石余・畑六一石余で幕府領。寛文四年(一六六四)の武蔵岩槻藩領知目録では寒川さむかわ郡内に村名が記載される。元禄郷帳では高一六七石余で下総古河藩領。天保(一八三〇―四四)頃の古河藩領村明細帳(茨城県潮田文書)によれば、高一七三石余、取米二九石余・取永一五貫二五五文で、ほかに野永二九一文・夫永一貫三二一文があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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