其原村(読み)そのはらむら

日本歴史地名大系 「其原村」の解説

其原村
そのはらむら

[現在地名]北勢町其原

麻生田おうだ村の北東、員弁川支流の山田やまだ川の西岸に位置する。桑名藩領。慶安郷帳(明大刑博蔵)には、「玄原くろはら村」と記載されている。前の村名なのか、記載上の誤りなのか、他に史料がないので不明である。また、「北勢町風土記」では其原は薗原の当て字であり、少なくとも享保年間(一七一六―三六)までは薗原村であったとしている。天明四年(一七八四)手控帳には田畑一五町八反余のうち、田七町二反余、畑八町六反余とあり、畑のほうが広い。

文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳には、戸数四四、人数一九三、牛二一、馬五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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